つんつんしている人の見分け方 2008-05-27
つんつんしている人を
どう見分けるかは
個人差が大きい
薬を使うにしても
まず治療ターゲットにするかどうかも意見の違いがある
つんつんしているのは
性格の問題か
反応性のものか
躁病成分なのか
薬のせいなのか
そのあたりを見分けるのだが
もちろん複合していることが多い
見分ける一つの方法はこちらも負けずにつんつんしてみて
どの当たりで引っ込むか見ることだ
つかれるからあまりやらない
逆にかなり大幅に許容してみて、
どの程度つんつんが和らぐか見るのも手だ
たいていはかなり和らぐ
そのために治療に来ているのだから
治療に来ている以上は
つんつんしても何もいいことはないのだと
患者さんも知っている
医者から最高の知恵を引き出すには
つんつんしていては損だということくらいは誰でも知っている
そのあたりを考えれば、
時間をかければ、反応性のものは消えていく
躁病成分も時間をかければ消えていく
薬のせいなら薬を変える
性格にも二つあり
ひとつは人格障害系のつんつんで
これはじっと観察していく
そのうち成長する
ひとつは診察室で起こっている特殊な反応で
たとえば医者に対するライバル視とかそんなもの
実社会の中で実際のライバルに向けていただくように指導する
最近は簡単に躁病成分とかバイポーラー・スペクトラムとか言うようで、
また、ジスチミア親和型も好まれているようで、
BPⅡなんていうようだ
そんなレッテルを貼ってもますます患者さんを追い詰めるだけだ
追い詰められて患者さんが去っていくなら
そのお医者さんの腕は上がらない
それでおしまいだ
だから反省しない医者というものが
一部発生するだろう