ここ30年くらいの間ずっとだが
いつも現実が先に一歩進んでいて
私はいつも対応を迫られて
後始末をして
しかし始末しきれなくて
いろんなものが残り
それでも現実はどんどん先に進み
といった感覚なのだが
どうしてだろう
たとえば野球で一塁と三塁の間に百人くらいいる感覚で
どうしようもないから
送りバントをするしかないと決めているのに
なんだかんだしていて百一人になっているそんな感じ
ハードディスクビデオが一杯になって
困ったなと思いつつとりあえずDVDにとり
それでもどんどんたまっていって
どこに何があるのか分からなくなり
結局二回録画したりして
対応が後手後手に回っている
そんなやりきれなさ
現実が早いと言うべきか
自分が遅いと言うべきか
これが基本的にうつの一つの形なのではないかと思い始めている
子ども時代に夏休みを無駄に過ごして後悔している最後の三日くらいの感覚
今日は多分8月29日くらい
結局何もできなかったなあと思って
いじいじしている
将棋で言うとずっと王手をかけられて何とかきわどくしのいでいる感じ
だんだん味方の駒がなくなっていく
裸の玉がうろうろしている