農家の次男三男は、結婚しませんでした。零細な農家では、長子に全部相続させないと、代ごとに田畑が分割され、生計が立たないからです。子供の頃には労働力を搾取され、長じては村落内の適当な後家とくっ付いて性処理をし、子も作らず相続も求めない人間像が切望されました。いわゆる、部屋住み、厄介者、ですね。
今草食系だの、女に興味が無いだの言ってる人間など、本当にこの環境に良く適合した生命体だと思います。
長い歴史の中で、発展性に乏しい村落で生きる生命体としての適応を遂げた人類、その様な生命体が、平成末期頃からの社会的環境激変によって、不適応を起こしてるかも知れません。