私は病気なんですか、何病なんですか
という話は
もちろんまず診断は何かという話なので
当然なのだけれど
急ぐものではない
たとえば
生理前に頭痛が起こりやすいとか
ヘルペスが神経節に住み込んでいて
体調によっては水泡ができるとか
いってみれば頭痛持ちとかヘルペス持ちは病気というべきなのだろうか
ヘルペスの水泡が出ているときはたしかに単純ヘルペスだけれど
そうでないときは病気というような話でもない
適応障害の話も
背の高い人と低い人とは身長何センチと言えるだけで
それ自体を適応とか不適応とか言えるわけではない
棚のものを取るとして
高いところの棚ならば
背の高い人が適応的だし
低いところの棚ならば
背の低い人が適応である
それだけのことなんだけれど
ストレスに押しつぶされそうな人は
やはりある程度視野が狭くなり
早急に結論を求めたがる
たとえば先天性の酵素欠損とかそんなものは典型的な病気と言えるし
交通事故で怪我をしたなら怪我だと言える
ストレスが増大したときに
人によっては頭痛、
別の人は下痢、
他の人では死にたくなったり、
また、集中できなくなったり、他人の目が気になったり。
ストレス脆弱性モデルで考えると
病気というレッテルは特に必要ないように思えてくる。