誰でも人に好かれたいのかと思うが
そうでもないようだ
好かれると踏み込まれるのである
パーソナルスペースを維持できない
心理的な意味でも
すると嫌われることに利点があることが分かる
原始的な発想でも
大きな栗の木の下にとっても嫌なやつがいたら
またはとっても臭い奴がいたら
近づくことはためらうだろう
フレンドリーなやつだったら
ちょっと頂戴くらいは言うかもしれない
それを繰り返すと身ぐるみ剥がれる
ーー
だから臭いこと・嫌われることには利点があるのだ
だからこそ鼻がついているのである
ーー
他人に踏み込まれるのと反対に
自分から漏洩していくことを恐怖する人達もいる
この場合も
臭いが漏れると恐れるのが代表としてあげられている
普段は臭いなんて別段重視しないのだが
好かれて近付かれると漏れて出る
それくらいなら嫌われていた方が安心できるようだ
ーー
嫌われてもでかい顔をして平気でいる鈍感さ
これができる人だけ生きているのだ
生きているからにはそうに違いないのだ