頻尿の薬2007

頻尿の薬2007

最近は頻尿の薬に進歩があり、アステラスやファイザー、小野、杏林から新薬が発売されている。
同時に啓蒙もさかんである。

年をとれば夜間尿も当たり前になる。
その場合に、皆さんなら、泌尿器科に行くだろうか、心療内科に行くだろうか。

泌尿器科に行けば、多分、過活動性膀胱ですと言われて、
デシリトールトかベシケアその他、またはバップフォー、
あるいは、前立腺肥大のことを考えて、αブロッカー、
たとえばハルナール、アビショット、フリバスがでるだろう。
年をとれば肥大しているわけですから。

一方、心療内科・精神科に行けば、まず、
睡眠導入剤を使ってみてくださいといわれるかもしれない。

これは、眠れないからトイレに行くのだと診断されていることになる。

泌尿器科なら、トイレに行きたくなるから眠れないのだと診断されている。

どっちがいいのだろう、正解なのだろう。

両方試してみればいいですけれどね。

長期的副作用などについては、
睡眠系の薬のほうが、歴史は古いので、確認されている有利さがある。

泌尿器関係の薬は、精神的な方面に効く薬ではないという安心感があるだろう。精神関係の薬に関しての心理的抵抗感は根強いものがある。なくなって欲しいが。

どちらを使うか、微妙なところです。

精神に効く薬は危ないという思いこみを治す精神系薬剤もあるのですが、原理的に、使用は難しいわけです。

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